URLフィルタリング(その1)
ここでは、SDMを使用して、URLフィルタリングの設定を行っていきます。
※URLフィルタリングは、IOSが対応していなければ、設定することはできません。
URLフィルタリングを使用すると、URLリストに含まれている情報に基づいて、Webサイトへのアクセスを許可/拒否の制御を行うことができます。
URLリストには、以下のものが使用できます。
- ローカルURLリスト
- URLフィルタサーバ上のURLリスト
- ローカルURLリストとURLフィルタサーバのURLの組み合わせ
ここでは、ローカルURLリストを使用し、Webサイトへのアクセスを許可/拒否の制御を行っていきます。
使用するネットワーク構成は、以下の図の構成を使用していきます。

※ブロードバンドルータには、IPマスカレードの設定をしておきます。
PC_Aの設定
PC_AのIPアドレスの設定を以下のように設定します。
IPアドレス ・・・ 192.168.2.2/24
デフォルトゲートウェイ ・・・ 192.168.2.1/24

ブロードバンドルータの設定
まずは、DNSフォワード機能を有効にします。この機能を有効にすることで、ISPのDNSサーバを指定しなくともブロードバンドルータをDNSサーバの代わりとして使用できるようになります。
DNSフォワード機能とは、DNSサーバへの問い合わせをリレーする機能のことです。
次に、「192.168.2.0/24」のスタティックルートを追加します。
ブロードバンドルータの多くは、スタティックルートの設定が行えるようになっていますので、この機能を使用します。


これで、PC_Aとブロードバンドルータの設定は完了です。
Router_Aの設定は、次の「URLフィルタリング(その2)」で行っていきます。