NAT(その3)
「NAT(その2)」の続きです。ここでは、設定したNATを検証していきます。
使用するネットワークは、以下の構成です。

ここからは、ルータにコンソールで接続して確認していきます。
Router_AのNATテーブルを確認します。
●Router_Aの「show ip nat translations」の出力
Router_A#show ip nat translations
Router_A#
NATテーブルは、空です。
PC_Aでコマンドプロンプトを起動させます。
C:¥>ping 200.200.200.2
と入力します。

pingの応答が帰ってきます。
Router_AのNATテーブルを確認します。
●Router_Aの「show ip nat translations」の出力
Router_A#show ip nat translations
Pro Inside global Inside local Outside local Outside global
icmp 200.200.200.1:1 192.168.1.2:1 200.200.200.2:1 200.200.200.2:1
※この確認は、Pingを行った後、直ぐに行って下さい。しばらくするとNATテーブルは、空になります。
この出力から、
プロトコルが「ICMP」であること。
変換元のIPアドレスが「192.168.1.2」であること。
変換後のIPアドレスが「200.200.200.1」であること。
が確認できます。
各ルータのコンフィグは、次の「AT(その4)」で紹介します。