外部経路による経路導入RIP←OSPF

外部経路による経路導入RIP→OSPF」の続きです。

ネットワーク構成は、下図の通りです。

ここでは、下図のようにOSPF経路をRIPネットワークに導入(注入)したい場合について、説明していきます。

RAのルーティングテーブルを確認します。

●RAのルーティングテーブル(Cisco)

Gateway of last resort is not set

C    20.0.0.0/8 is directly connected, Loopback1
C    10.0.0.0/8 is directly connected, Loopback0
C    192.168.1.0/24 is directly connected, FastEthernet0
R    192.168.2.0/24 [120/1] via 192.168.1.2, 00:00:21, FastEthernet0
R    192.168.3.0/24 [120/1] via 192.168.1.2, 00:00:21, FastEthernet0
C    30.0.0.0/8 is directly connected, Loopback2

 RBルータで、OSPFからRIPへの経路導入(経路注入)の設定を行っていないのに、既に「192.168.3.0/24」の経路情報があります。

 OSPFからRIPへの経路導入(経路注入)は、特に何も設定しなくても行われるようです。コマンドリファレンスにも、特にRIPへの外部経路の導入に関するコマンドは見当たりません。

経路導入は、一見、便利そうに思えるかもしれませんが、極力使わないことがが望ましいことだとされています。

 それは、そもそも、ルーティングプロトコルが違えば、メトリックも違いますし、アルゴリズムも違います。考え方の違うネットワーク間でルート情報がやり取りされれば、混乱する原因になるからです。

 経路導入は、異なるルーティングプロトコルで構築されたネットワークの統合時、例えば、企業の合併時など、一時的な措置以外では、利用しない方が賢明です。