設定を削除するには
間違えて設定した場合は、どのようにして、削除するのかですが、YAMAHAルータは、Cisco風に間違えたコマンドを削除できるんです。
設定したコマンドの先頭に「no」を付けて、スペースで1文字空けて、間違えたコマンドを続けます。
例えば、LAN1にIPアドレス「192.169.1.1/24」を割り当てるには、以下のように入力します。
# ip lan1 address 192.169.1.1/24
LAN1にIPアドレスを「192.168.1.1/24」とすべきところを「192.169.1.1/24」とタイプミスして入力してしまったことに気付いたとします。
IPアドレスの入力ミスは、よくありがちです。
# no ip lan1 address 192.169.1.1/24
いちいち、消してから再設定しなくても、もう一度やり直して上書きしても大丈夫です。
# ip lan1 address 192.169.1.1/24
# ip lan1 address 192.168.1.1/24
コマンド補助機能を含め、コマンドの削除もCisco風に設定できることから、煩わしさは感じないと思います。
◆インタフェースの状態を確認する
インタフェースの状態を確認するには、「show status interface」コマンドを使用します。
例えば、LAN1のインタフェースの状態を確認したい場合には、以下のように入力します。
# show status lan1
# show status lan1
LAN1
イーサネットアドレス: 00:a0:de:27:20:bb
動作モード設定: Type (Link status)
PORT1: Auto Negotiation (100BASE-TX Full Duplex)
PORT2: Auto Negotiation (Link Down)
PORT3: Auto Negotiation (Link Down)
PORT4: Auto Negotiation (Link Down)
最大パケット長(MTU): 1500 オクテット
プロミスキャスモード: OFF
送信パケット: 8 パケット(372 オクテット)
受信パケット: 4213 パケット(988214 オクテット)
未サポートパケットの受信: 2590
インタフェースのMACアドレスや、半二重、全二重の動作モード、最大のパケット長、送受信したパケット数などが表示されます。また、リンクがアップしているのか、ダウンしているのか確認することができます。
ルータのLEDランプの点灯を確認してもよいのですが、リモート上のルータのLEDランプを確認することはできません。そんな時、インタフェースがアップしているのか、ダウンしているのかをコマンドで確認すると便利です。