DHCPv4の動作(その7)
ここでは、DHCPv4のメッセージフォーマットを解説していきます。
DHCPv4は、BOOTP(Bootstrap)の上位互換であるため、メッセージの構造は、ほとんど変わっていません。
まず、BOOTPのメッセージフォーマットを解説します。
BOOTPのメッセージフォーマット
BOOTP、DHCPv4のメッセージは、ほとんど同じ形式の構造を使用しています。最終フィールドのみ異なります。BOOTPの場合、この省略可能なフィールドを「ベンダ固有領域」と呼び64バイトに制限しています。
DHCPv4の場合、この領域は、可変長で「オプション」と呼び、DHCPv4オプション情報を伝達できるようにしています。
下の図は、BOOTPのメッセージフォーマットです。

DHCPv6のメッセージフォーマット
DHCPv4はBOOTPの拡張で、メッセージフォーマット等は、ほぼそのままです。
下図は、DHCPv4のメッセージフォーマットです。
