CloudWatch:ログの収集

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CloudWatch:ログの収集

 AWSのCloudWatchでは、ログの収集、監視、および分析が容易に行える機能が提供されています。以下に、CloudWatchのログ収集に関する詳細を解説します。

  1. ロググループとログストリームの作成
     ログの収集を開始するには、まずロググループとログストリームを作成する必要があります。ロググループは関連するログをまとめるコンテナであり、ログストリームはログの実際のデータストリームです。ロググループとログストリームの階層構造を使用して、ログを整理して管理することができます。
  2. ログエージェントまたはエージェントレスのログ収集
     CloudWatchでは、ログデータを収集するためにログエージェントまたはエージェントレスの方法を選択することができます。ログエージェントを使用する場合、EC2インスタンスやオンプレミスサーバーにエージェントをインストールしてログを収集します。エージェントレスの場合、ログデータを直接送信することができます。
  3. ログデータのフィルタリングと変換
     収集されたログデータは、CloudWatch LogsエージェントまたはAPIを使用してフィルタリングや変換を行うことができます。フィルタリングを使用すると、特定のログイベントのみを収集することができます。また、ログデータの解析や分析を容易にするために、ログデータを特定の形式に変換することも可能です。
  4. リアルタイム監視と検索クエリ
     CloudWatchでは、リアルタイムでログデータを監視し、検索クエリを使用してログデータを効果的に検索することができます。検索クエリを使用すると、特定のイベントや条件に基づいてログデータを絞り込むことができます。また、検索結果をリアルタイムで表示したり、ダウンロードしたりすることも可能です。
  5. ログの保存と保管
     収集したログデータは、CloudWatch上で安全に保存されます。ログデータは高い耐久性を持ち、通常は数秒以内に利用可能となります。また、必要に応じてデータの保管期間を設定することができます。

 CloudWatchのログ収集機能により、アプリケーションやシステムのログデータを集中的に管理し、可視化、監視、分析することができます。これにより、問題の迅速な特定やトラブルシューティング、セキュリティの検出など、重要なインサイトを得ることができます。