CloudWatch：カスタムメトリクスの収集と可視化

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CloudWatch：カスタムメトリクスの収集と可視化

　AWSのCloudWatchでは、カスタムメトリクスの収集と可視化が可能です。カスタムメトリクスは、アプリケーションやAWSリソースの特定のパフォーマンス指標やビジネスメトリクスを表すために使用されます。以下に、CloudWatchのカスタムメトリクスの収集と可視化の詳細を解説します。

1. カスタムメトリクスの作成と送信
   　カスタムメトリクスを収集するには、CloudWatch APIを使用してメトリクスデータを送信する必要があります。データはJSON形式で送信され、メトリクス名、タイムスタンプ、値などの情報が含まれます。データ送信は、SDKやCLIツール、AWS Lambdaなどの方法を使用して行うことができます。
2. メトリクスデータの保存
   　CloudWatchは、カスタムメトリクスデータを受け取り、可視化とアラーム設定のために保存します。データは高い耐久性を持ち、通常は数秒以内に利用可能となります。データはリージョンごとに保存され、AWSアカウント内の他のサービスとも連携することができます。
3. ダッシュボードでの可視化
   　カスタムメトリクスデータは、CloudWatchダッシュボード上でグラフやメトリクスウィジェットを使用して可視化することができます。ダッシュボードはカスタマイズ可能であり、必要なメトリクスの表示やグラフの追加が可能です。また、ダッシュボード上のメトリクスはリアルタイムで更新され、パフォーマンスの監視やトレンドの分析に役立ちます。
4. アラームの設定
   　カスタムメトリクスに基づいてアラームを設定することもできます。アラームは、特定の条件が満たされた場合に通知を受け取るための監視機能です。例えば、特定のしきい値を超えた場合やパターンが検出された場合にアラームを発行し、メールやSMSなどの通知方法でユーザーに通知することができます。

　カスタムメトリクスの収集と可視化機能により、アプリケーションやAWSリソースのパフォーマンスやビジネスメトリクスを詳細に監視し、適切な対策や意思決定を行うことが可能となります。