CloudWatchアラーム

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CloudWatchアラーム

 AWSのCloudWatchアラームは、リソースの状態やメトリクスの閾値を監視し、特定の条件が満たされた場合に通知を送る機能です。アラームを使用することで、重要なイベントや異常な状態に対して迅速に対応できます。以下に、CloudWatchアラームの詳細を解説します。

  1. アラームの作成
     アラームを作成するには、監視するメトリクス、閾値、およびアクションを指定する必要があります。メトリクスはCloudWatchで収集されるデータポイントであり、例えばCPU使用率やネットワークの応答時間などが該当します。閾値は、アラームがトリガーされる条件を定義します。アクションには、アラームの状態変更時に実行されるアクション(通知、Auto Scalingのスケールアウトなど)を指定します。
  2. アラームの状態
    アラームは3つの状態を持ちます。
    • OK: 監視しているメトリクスが閾値以下の場合に設定されます。
    • ALARM: 監視しているメトリクスが閾値を超えた場合に設定され、アクションが実行されます。
    • INSUFFICIENT_DATA: 監視しているメトリクスのデータが不足している場合に設定されます。
  3. アラームの通知
     アラームがトリガーされた場合、CloudWatchは事前に指定された通知方法(Amazon SNS、Amazon EC2 Auto Scaling、AWS Lambdaなど)を使用して通知を送信します。通知の内容や送信先はアラーム作成時に設定します。
  4. アラームの監視と管理
     CloudWatchコンソールやAPIを使用して、作成したアラームの監視や管理を行うことができます。アラームの状態変更や履歴を確認し、必要に応じてアクションを調整したり、アラームの削除や変更を行ったりすることができます。

 CloudWatchアラームは、さまざまなAWSサービスやリソースに対して適用することができます。例えば、EC2インスタンスのCPU使用率が一定の時間閾値を超えた場合にアラームをトリガーし、特定のアクション(例: Auto Scalingでインスタンスの追加)を実行することができます。これにより、リソースのパフォーマンスや可用性の問題に迅速に対応することができます。