RDSのバックアップ
RDSのバックアップ
AWS RDS(Amazon Relational Database Service)では、データベースのバックアップに関して以下のような機能やポリシーが提供されています。
- 自動バックアップ
RDSは、指定した時間間隔で自動的にバックアップを作成する機能を提供しています。デフォルトでは、バックアップは1日ごとに取得されますが、保持期間やバックアップスケジュールをカスタマイズすることもできます。 - スナップショット
自動バックアップに加えて、利用者は手動でスナップショットを作成することもできます。スナップショットは、特定のポイントインタイムのデータベースのコピーであり、必要に応じて復元や複製に使用することができます。スナップショットは手動で作成するため、バックアップをより頻繁に取得したい場合や特定のマイルストーンでの復元が必要な場合に便利です。 - バックアップ保持期間
RDSでは、自動バックアップや手動スナップショットの保持期間を設定できます。バックアップが保持される期間は最大35日間であり、期間内のバックアップからデータベースを復元できます。 - ポイントインタイムリカバリ(Point-in-Time Recovery, PITR)
RDSでは、PITRと呼ばれる機能を使用して、特定のタイムポイントまでデータベースを復元できます。PITRを有効にすると、自動バックアップによって作成された連続的なトランザクションログが保存され、任意のタイムポイントにデータベースを復元できます。 - クロスリージョンリードレプリカ
バックアップの冗長性と災害復旧のために、RDSではクロスリージョンリードレプリカを作成することができます。これにより、バックアップデータを異なるリージョンにレプリケートし、別のリージョンでデータベースを復元および利用することができます。
RDSのバックアップは、データベースの復元や災害リカバリ、データの保護に重要な役割を果たします。自動バックアップや手動スナップショット、PITRなどの機能を組み合わせることで、データの保護と復元に対する柔軟な対応が可能となります。