無線LAN：制御フレームのMACアドレス

無線LAN：制御フレームのMACアドレス

　制御フレームは、無線LAN（Wi-Fi）の通信において、ネットワーク上の端末（クライアントデバイス）とアクセスポイント（無線LANの基地局）の間でやりとりされる特殊なフレームです。制御フレームはネットワークの制御や管理に使用され、データの送受信に直接関与するものではありません。制御フレームにはさまざまな種類があり、その中にはACK（Acknowledgment）フレームも含まれます。

アクセスポイント → PC1

　制御フレームに含まれるMACアドレスフィールドの数は、フレームの種類や用途によって異なります。一般的に、制御フレームはヘッダーに特定の制御フィールドを持ち、MACアドレスフィールドを1つ以上含んでいます。MACアドレスは、ネットワーク上のデバイスを一意に識別するために使用されるアドレスです。

　例えば、ACKフレームは、受信したデータフレームの正常な受信を確認するために使用されます。ACKフレームには、送信元のMACアドレスを示すフィールドが1つだけ含まれます。このMACアドレスフィールドには、データフレームを正常に受信したデバイス（アクセスポイントまたはクライアントデバイス）のMACアドレスが格納されます。

　他の制御フレームには、ビーコンフレームやRTS（Request to Send）フレーム、CTS（Clear to Send）フレーム、Probe Request/Responseフレームなどがあります。これらのフレームもMACアドレスフィールドを含みますが、フレームの目的や必要な情報に応じて、フィールドの数や使用方法が異なる場合があります。

　総括すると、制御フレームは無線LANの管理や制御を目的としたフレームであり、MACアドレスフィールドの数はフレームの種類や目的によって変化します。ACKフレームは1つのMACアドレスフィールドを持ち、他の制御フレームも複数のMACアドレスフィールドを含む場合があります。これらのMACアドレスフィールドは、通信の送信元や受信元のデバイスを識別するために使用されます。