AWS キャッシュによる低レイテンシー配信

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ｜完全無料&徹底解説

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ｜完全無料&徹底解説 ◆◇◆　AWS認定試験実践トレーニング　◆◇◆ 全世界で1000万人以上が利用するオンライン学習サービスのWhizl…

演習で学ぶネットワーク

AWS キャッシュによる低レイテンシー配信

　AWSでは、キャッシュを使用して低レイテンシーでコンテンツを配信することができます。以下に、AWSのキャッシュによる低レイテンシー配信に関連するサービスと機能について説明します。

1. CloudFront
   　AWSのコンテンツデリバリーネットワーク（CDN）サービスであるCloudFrontは、エッジロケーションにコンテンツをキャッシュして低レイテンシーでの配信を実現します。CloudFrontは、静的なコンテンツだけでなく、動的なコンテンツやストリーミングメディアなどもキャッシュして効果的な配信を行います。
2. Elastic Load Balancer (ELB)
   　ELBは、複数のEC2インスタンスにトラフィックを負荷分散するためのサービスです。ELBは、レイヤー4（トランスポート層）およびレイヤー7（アプリケーション層）の負荷分散をサポートし、トラフィックをインスタンスに均等に分散することでレイテンシーを低減します。
3. ElastiCache
   　ElastiCacheは、高速でスケーラブルなインメモリデータストアサービスです。RedisまたはMemcachedを使用して、キーと値のペアを格納し、データの高速な読み書きを実現します。アプリケーションが頻繁にアクセスするデータをキャッシュすることで、データベースへのアクセスを減らし、レイテンシーを低く抑えることができます。
4. AWS Global Accelerator
   　AWS Global Acceleratorは、グローバルなトラフィックを高速かつセキュアにルーティングするためのサービスです。Global Acceleratorは、AWSのグローバルネットワークを使用してトラフィックを最適化し、エンドユーザーに近い場所からコンテンツを配信することで、低レイテンシーを実現します。

　これらのサービスを組み合わせて使用することで、キャッシュによる低レイテンシー配信を実現することができます。データやコンテンツのキャッシュにより、ユーザーエクスペリエンスの向上やネットワークの負荷軽減を実現できます。