リンクローカルユニキャストアドレス
リンクローカルユニキャストアドレス
リンクローカルユニキャストアドレスは、IPv6アドレスの一種で、同じリンク(同じネットワークセグメント)上にあるホストに対して通信するために使用されます。
リンクローカルユニキャストアドレスは、次のように構成されます。
ビット | 0-7 | 8-15 | 16bit | 64bit |
---|---|---|---|---|
値 | 1111 | 0000 | 予約済み(必ず0) | インターフェース識別子 |
先頭8ビットは、IPv6のアドレスの先頭8ビットである”1111 0000″を表します。これは、ローカルな通信に使用される専用のプレフィックスです。次の16ビットは常に0で、その後の64ビットはインターフェース識別子を示します。インターフェース識別子は、ネットワークインターフェースを一意に特定するための番号で、ローカルな通信が必要な場合に使用されます。
リンクローカルユニキャストアドレスは、同じリンク上のホストにしか到達できないため、グローバルな通信には使用できません。したがって、IPv6グローバルユニキャストアドレスが必要になる場合があります。
リンクローカルユニキャストアドレスは、IPv6アドレスの1つで、同じリンク(同じ物理的ネットワーク)内のデバイス間での通信に使用されます。これは、リンクローカルアドレスであり、グローバルネットワークでのルーティングには使用されません。
リンクローカルユニキャストアドレスの最初の10ビットは「1111111010」で、次の54ビットはすべて0で埋められています。残りの64ビットは、インターフェースIDと呼ばれる、そのデバイスを一意に識別する番号になっています。
リンクローカルユニキャストアドレスは、通常、IPv6の自動設定によって自動的に割り当てられます。このアドレスは、同じリンク上の他のデバイスに到達するために、ICMPv6ルーター広告メッセージのフィールド「ルーティング情報オプション」を使用して通知されます。また、リンクローカルアドレスに対しては、通常、DNSによる名前解決は使用されず、代わりにマルチキャスト名前解決(mDNS)が使用されます。