ジャンボフレーム

ジャンボフレーム

 ネットワークにおいて、ジャンボフレーム(Jumbo Frame)とは、通常のイーサネットフレーム(最大1,500バイト)よりも大きなパケットサイズを持つフレームのことです。ジャンボフレームは、最大9,000バイトまでのサイズを持ち、通常のイーサネットフレームよりも効率的にデータを送信できるため、高速ネットワークでのパフォーマンス向上に役立ちます。

 ジャンボフレームは、特にストレージネットワークやビデオストリーミング、高速コンピューティングなど、大容量のデータを扱うネットワークで有効です。ジャンボフレームを使用することで、パケットヘッダの割合が減り、効率的なネットワークトラフィックを実現できます。

 ただし、ジャンボフレームを使用するには、ネットワーク全体での設定が必要となります。ネットワーク上でサポートされていない場合は、ジャンボフレームのパケットはフラグメンテーションされ、パフォーマンスが低下する可能性があります。また、一部のネットワークデバイスでは、ジャンボフレームの処理に問題がある場合があります。そのため、ジャンボフレームを使用する前に、ネットワーク環境やデバイスの仕様を確認することが重要です。

 最近のネットワーク機器ではジャンボフレームに対応しているものが多いですが、一部の古い機器や、特定の環境ではジャンボフレームに対応していない場合があるため、使用する際には注意が必要です。