PPPフレームフォーマット
PPPフレームフォーマット
PPP(Point-to-Point Protocol)は、2つのポイント間で通信を行うための通信プロトコルであり、主にインターネット接続に使用されます。PPPフレームフォーマットは、PPPで使用されるフレームの構造を定義しています。
PPPフレームフォーマットは以下のように構成されています。
- フレーム開始(1バイト)
- 0x7E(01111110)で始まり、フレームの開始を示します。
- ヘッダ(最低限1バイト)
- ヘッダには、コントロールフィールド(1バイト)、プロトコルフィールド(2バイト)が含まれます。コントロールフィールドには、フレームの種類や通信状態を示す制御情報が含まれます。プロトコルフィールドには、ネットワーク層で使用されるプロトコル(IPやIPv6など)が示されます。
- ペイロード(可変長)
- ペイロードには、実際のデータが含まれます。
- パディング(可変長)
- パディングは、フレームの長さが指定された最小サイズよりも小さい場合に追加されます。パディングには、0x00(ヌルバイト)が使用されます。
- フレーム終了(1バイト)
- 0x7Eで終わり、フレームの終了を示します。
このように、PPPフレームフォーマットは、フレーム開始と終了を示すフレームデリミタ、ヘッダ、ペイロード、パディングから構成されています。PPPフレームフォーマットは、可変長のペイロードとパディングをサポートしているため、様々なサイズのデータを扱うことができます。