PPPoEフレームフォーマット
PPPoEフレームフォーマット
PPPoEフレームフォーマットは、PPPoEセッションを確立するために使用されるフレームの構造です。PPPoEフレームは、以下のようなフィールドから構成されます。
- イーサネットヘッダ PPPoEフレームは、イーサネットフレームの上に構築されるため、イーサネットヘッダが最初に来ます。イーサネットヘッダには、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、イーサネットタイプが含まれます。
- PPPoEヘッダ PPPoEヘッダは、PPPフレームに必要な情報を提供します。PPPoEヘッダには、以下のフィールドが含まれます。
- バージョン(2ビット):PPPoEのバージョンを示します。
- タイプ(2ビット):PPPoEパケットの種類を示します。PPPoEセッション確立要求パケット、PPPoEセッション確立応答パケット、PPPoEセッション切断要求パケット、PPPoEセッション切断応答パケットの4種類があります。
- コード(1バイト):PPPoEメッセージのタイプを示します。例えば、PPPoEセッション確立要求パケットには1が設定されます。
- セッションID(2バイト):PPPoEセッションを一意に識別するためのIDです。
- プロトコル(2バイト):PPPフレームのプロトコルを示します。例えば、IPパケットを送信する場合は0x0021が設定されます。
- PPPペイロード PPPペイロードは、PPPフレームに含まれるペイロード部分です。PPPペイロードには、LCP、PAP、CHAP、IPCPなどのプロトコルが含まれます。
PPPoEフレームフォーマットは、イーサネットヘッダ、PPPoEヘッダ、PPPペイロードの3つの部分で構成されています。これにより、PPPをイーサネット上で使用することができ、多くのブロードバンドインターネット接続サービスで採用されています。