Auto MDI/MDI-X

Auto MDI/MDI-X

 Auto MDI/MDI-Xは、Ethernetネットワークにおいて異なる機器同士を接続する場合に必要な自動的な機能です。

 Ethernetネットワークでは、通常、データを送信するために直接接続された2つの機器の間に、直接接続用のケーブルが使用されます。この場合、1つの機器は送信用のデータ(TX)を、もう1つの機器は受信用のデータ(RX)を使用する必要があります。そのため、通常は送受信用のピン配列が異なるケーブルが必要でした。

 Auto MDI/MDI-Xは、この問題を解決するために開発された技術で、直接接続用のケーブルの両端にあるポートが自動的にTXとRXを切り替える機能を持つことで、異なる機器同士を接続する場合でも、ケーブルの種類を気にすることなく接続が可能になります。

 Auto MDI/MDI-Xにより、異なる機器同士の接続が簡単になり、ネットワーク機器の設置や交換が容易になります。また、ネットワークの信頼性が向上するため、エンドユーザーにとっても利便性が高くなります。現在、Auto MDI/MDI-XはほとんどのEthernetネットワーク機器に採用されています。