ストレージタイプ

ストレージタイプ

　AWSでは、さまざまなストレージタイプが提供されており、異なる要件に基づいて最適なパフォーマンス、耐久性、コスト効率を実現するためのオプションを提供しています。以下に、AWSの主要なストレージタイプを紹介します。

1. ブロックストレージ
   • Amazon Elastic Block Store (EBS)
     　EC2インスタンスに接続されるブロックレベルのストレージ。SSD（汎用・プロビジョンドIOPS）およびHDD（スループット最適化）のタイプがあり、データの永続性と高いパフォーマンスを提供します。主にデータベースやアプリケーションのブロックストレージとして使用されます。
2. オブジェクトストレージ
   • Amazon Simple Storage Service (S3)
     　インターネット上で容量無制限のオブジェクトストレージを提供します。耐久性と可用性が高く、静的ウェブホスティング、データバックアップ、データ配信などに使用されます。
   • Amazon Glacier: 非常に低コストなアーカイブストレージ。データへのアクセスは数時間から数日かかる場合があり、長期的なデータ保持が必要な場合に適しています。
3. ファイルストレージ
   • Amazon Elastic File System (EFS)
     　EC2インスタンス間での共有ファイルシステムを提供します。スケーラブルで共有可能なストレージであり、複数のインスタンスからの同時アクセスをサポートします。ワークロードの共有、データ共有、データバックアップなどに使用されます。
4. ブロックストアゲートウェイ
   • AWS Storage Gateway
     　オンプレミスのアプリケーションとAWSクラウドストレージの間のデータ仲介を提供します。ファイルゲートウェイ、ボリュームゲートウェイ、テープゲートウェイの3つのタイプがあり、異なる要件に基づいて適切なインターフェースを提供します。

　これらのストレージタイプは、さまざまなワークロードやアプリケーションの要件に合わせて選択されます。データのパフォーマンス、耐久性、スケーラビリティ、コスト効率などの要素を考慮して、最適なストレージタイプを選択することが重要です。

以下に、AWSの主要なストレージタイプとそれらの特徴をまとめた表を示します。

　この表は、主要なストレージタイプの特徴を簡潔にまとめたものです。データの要件やニーズに応じて、適切なストレージタイプを選択することが重要です。