ストリーミングデータ
ストリーミングデータ
AWSにおけるストリーミングデータは、連続的に生成されるリアルタイムのデータストリームを指します。このストリームは、イベントやメトリクス、ログ、センサーデータなど、さまざまな情報源から生成されることがあります。AWSでは、ストリーミングデータを効果的に収集、処理、分析するためのサービスとツールを提供しています。
以下に、AWSにおけるストリーミングデータの主なサービスと機能を紹介します。
- Amazon Kinesis
Amazon Kinesisは、リアルタイムのストリーミングデータを収集、処理、分析するためのマネージドサービスです。Kinesis Streamsを使用すると、大量のデータをリアルタイムで受け取り、ストリーム内のデータを複数のコンシューマーに分散処理することができます。Kinesis Data Firehoseを使用すると、データをリアルタイムでデータストアやデータウェアハウスに転送できます。また、Kinesis Data Analyticsを使用すると、ストリーミングデータのリアルタイム分析を行うことができます。 - Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK)
Amazon MSKは、Apache Kafkaをマネージドで提供するサービスです。Kafkaは、高スループットでストリーミングデータを収集、保存、処理するための分散ストリーミングプラットフォームです。Amazon MSKを使用すると、Kafkaクラスターを簡単に作成し、データをパブリッシュ、サブスクライブ、ストリーム処理することができます。 - AWS IoT Core
AWS IoT Coreは、インターネットオブシングス(IoT)アプリケーション向けのマネージドクラウドサービスです。IoTデバイスからのセンサーデータやイベントデータをリアルタイムで受信し、ルールエンジンを使用してデータを処理、フィルタリング、保存できます。また、AWS LambdaやKinesisなどの他のサービスと統合して、データのストリーム処理や分析を行うこともできます。 - AWS Lambda
AWS Lambdaは、サーバーレスコンピューティングプラットフォームであり、イベント駆動型のコード実行を可能にします。ストリーミングデータを受け取ると、Lambda関数が自動的にトリガーされ、データの処理や分析を行うことができます。Lambdaはスケーラブルであり、ストリームの量に応じて自動的にコンピューティングリソースを割り当てます。
これらのサービスとツールを使用することで、AWS環境においてリアルタイムのストリーミングデータを収集し、処理、分析することが可能となります。これにより、リアルタイムの洞察や応答性の高いアプリケーションの構築が容易になります。