Trusted Advisor:使用率の低いEC2インスタンス

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Trusted Advisor:使用率の低いEC2インスタンス

 AWSのTrusted Advisorは、アカウント内のリソースの利用状況を監視し、最適化のためのアドバイスを提供するツールです。その中で、「使用率の低いEC2インスタンス」は、コスト効率やリソースの最適化の観点から特に注目される項目の一つです。

 使用率の低いEC2インスタンスとは、利用されていないか、十分に活用されていないEC2インスタンスのことを指します。これらのインスタンスは、リソースを無駄に消費しているため、コストの浪費やリソースの効率性の低下を引き起こす可能性があります。

Trusted Advisorは、使用率の低いEC2インスタンスを特定し、以下のようなアドバイスを提供します。

  1. アンダーユーティライズドなリソースの特定
     Trusted Advisorは、EC2インスタンスの使用状況を分析し、アンダーユーティライズド(十分に利用されていない)なインスタンスを特定します。これには、CPU使用率、ネットワークトラフィック、ディスクI/Oなどのメトリクスが考慮されます。アンダーユーティライズドなインスタンスは、必要なリソースよりも大きなサイズや数が割り当てられている可能性があります。
  2. インスタンスサイズの適切な調整
     Trusted Advisorは、アカウント内のインスタンスサイズと使用状況を評価し、適切なサイズに調整することをアドバイスします。例えば、リソース使用率の低いインスタンスは、より小さなサイズに変更することでコストを削減できる場合があります。
  3. オートスケーリングの活用
     Trusted Advisorは、インスタンスの使用率の変動パターンを分析し、オートスケーリングの活用をアドバイスします。オートスケーリングは、需要の変動に応じてインスタンスの数を自動的に増減させる仕組みであり、リソースの効率的な利用とコスト削減に役立ちます。

 使用率の低いEC2インスタンスの特定と最適化は、クラウドリソースの適切な利用とコスト管理に重要な役割を果たします。Trusted Advisorのアドバイスに従って、インスタンスのサイズ変更やオートスケーリングの設定を見直すことで、効率的なリソースの利用とコスト削減を実現することができます。