Organizations:一括請求

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Organizations:一括請求

 AWS Organizationsの一括請求(Consolidated Billing)は、組織内の複数のAWSアカウントの請求を一元管理するための機能です。組織内のすべてのアカウントに関連する請求情報が、マスターアカウントに集約されます。以下に、一括請求の概要と利点について詳しく解説します。

  1. 一括請求の概要
    • マスターアカウント
       一括請求を管理するためのマスターアカウントを指定します。このアカウントは、組織内の全てのアカウントの請求情報を受け取り、集約します。
    • サブアカウント
       一括請求に参加するアカウントは、サブアカウントとしてマスターアカウントに関連付けられます。各サブアカウントは独自のリソースを管理しながらも、請求に関する情報をマスターアカウントに提供します。
  2. 利点
    • 統一的な請求管理
       一括請求により、組織内のすべてのアカウントの請求情報を一元管理することができます。マスターアカウントでは、組織全体のコストと利用状況を可視化し、総合的なコスト管理と予算管理を行うことができます。
    • ボリューム割引の適用
       一括請求では、組織全体の利用量に基づいてボリューム割引を適用することができます。リソースの利用量が集約されるため、組織全体の規模メリットを最大限に活用することができます。
    • 請求アラームと予算管理
       一括請求では、マスターアカウントで請求アラームや予算を設定することができます。組織内のアカウントやサービスごとに予算やアラームを設定し、予算超過やコストの急増に対して警告を受けることができます。

 一括請求は、複数のアカウントを持つ組織やプロジェクトにおいてコスト管理を効率化し、リソースの利用状況とコストに対する洞察を提供する重要な機能です。組織全体のコスト管理と予算管理を行い、ビジネスの効率性を向上させるために活用することができます。