アクセスキー:AWS

アクセスキー:AWS

 AWSにおけるアクセスキー(Access Key)は、AWSリソースに対する認証とアクセス制御を行うためのセキュリティ情報です。アクセスキーは、AWSアカウントに関連付けられており、アカウント内のさまざまなサービスやAPIにアクセスする際に使用されます。

アクセスキーは、以下の2つの要素から構成されています。

  1. Access Key ID(アクセスキーID)
     アクセスキーIDは、AWSアカウントを一意に識別するための文字列です。長さは20文字で、英数字の大文字と小文字を含みます。アクセスキーIDは公開情報であり、他の人と共有しても問題ありません。
  2. Secret Access Key(シークレットアクセスキー)
     シークレットアクセスキーは、アクセスキーIDと対になる秘密の文字列です。長さは40文字で、ランダムな文字列で構成されています。シークレットアクセスキーは絶対に他の人と共有してはいけません。このキーは、AWS APIへのアクセス時に署名作成に使用され、アクセス権限のある操作を実行するための認証に利用されます。

 アクセスキーは、AWS Management Console、AWS CLI(Command Line Interface)、SDK(Software Development Kit)、APIなど、さまざまな方法で使用されます。アクセスキーを使用することで、AWSリソースへのアクセスや操作を行うことができます。

 アクセスキーはセキュリティ上の重要な情報であるため、以下のセキュリティベストプラクティスに従って適切に管理する必要があります:

  • シークレットアクセスキーを安全な場所に保存し、他の人と共有しないでください。
  • アクセスキーの定期的なローテーションを検討して、セキュリティを強化します。
  • 不要なアクセスキーを削除し、アクセス権限を最小限に制限します。
  • アクセスキーに必要な権限を与える際は、原則として最小特権の原則を遵守します。

アクセスキーの適切な管理とセキュリティは、AWSアカウントの安全性を確保するために重要な要素です。