AWS ルートテーブル

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AWS ルートテーブル

 Amazon AWSのVPCにおいて、ルートテーブルはサブネットで使用されるネットワークパケットの転送先を決定するためのルールのセットです。ルートテーブルには、宛先CIDR、ターゲット、およびオプションで説明が含まれています。

 VPCにはデフォルトルートテーブルがあり、それによってVPC内のトラフィックは自動的に宛先がVPC内にある場合に正しく転送されます。ただし、VPC内のサブネットには、必要に応じてカスタムルートテーブルを割り当てることができます。

 カスタムルートテーブルを使用すると、サブネットのトラフィックを特定のターゲットにルーティングできます。ターゲットには、例えばインターネットゲートウェイや仮想プライベートゲートウェイなどがあります。これにより、サブネット内のインスタンスがどこに接続するかを制御することができます。

 ルートテーブルには、CIDRに基づく優先順位があり、一致する最初のルールが適用されます。したがって、正しい順序でルールを設定することが重要です。また、ルールには説明を付けることもできます。これにより、より理解しやすいルートテーブルを作成できます。

 ルートテーブルは、VPC内のサブネットでトラフィックが送信される宛先の指定に使用されます。ルートテーブルは、VPCのデフォルトのルートテーブルまたは作成したカスタムルートテーブルを使用できます。

 デフォルトのルートテーブルは、VPCの作成時に自動的に作成されます。これには、VPC内のすべてのサブネットが関連付けられています。一方、カスタムルートテーブルは、VPCの作成後に作成できます。これにより、特定のサブネットに関連付けられたカスタムルートテーブルを作成できます。

 ルートテーブルには、送信先CIDRブロックと関連付けられた送信先の種類(インターネットゲートウェイ、NATゲートウェイ、VPCピアリング接続など)が含まれます。ルートテーブルには、CIDRブロックごとに1つのエントリが含まれています。これにより、トラフィックが特定の送信先に送信されるように制御できます。

 また、ルートテーブルには優先順位があります。サブネットに関連付けられたルートテーブル内のエントリは、優先順位が高い順に評価されます。よって、サブネットに関連付けられたルートテーブル内で最初にマッチするエントリに基づいて、トラフィックの送信先が決定されます。

 一般的な使用例としては、VPC内のパブリックサブネットに対してインターネットゲートウェイを送信先とするエントリを作成することが挙げられます。一方、プライベートサブネットには、NATゲートウェイを送信先とするエントリを作成し、プライベートサブネット内のリソースがインターネットにアクセスすることができるようにします。