インフラストラクチャモード

インフラストラクチャモード

 インフラストラクチャモードは、ネットワーク上の機器がクラスターを形成し、ネットワークの負荷分散や冗長化、高可用性を実現するための仕組みです。インフラストラクチャモードでのセキュリティは、以下のようなポイントに注意する必要があります。

  1. ネットワーク機器のセキュリティ
     インフラストラクチャモードを実現するためには、ネットワーク上の機器がクラスターを形成するために、複数のネットワーク機器が関与します。そのため、各ネットワーク機器のセキュリティ確保が必要です。ネットワーク機器の脆弱性や設定ミスによる攻撃を防ぐため、セキュリティパッチの適用や適切な設定、ログの監視などを行うことが必要です。
  2. 通信の暗号化
     インフラストラクチャモードでの通信は、機密性を確保するために暗号化される必要があります。特に、クラスターノード間の通信には、秘密鍵を用いた暗号化や認証などの手段を取り入れることが重要です。これにより、通信内容を傍受された場合でも、情報漏洩を防ぐことができます。
  3. ユーザー認証とアクセス制御
     インフラストラクチャモードを構成する各ノードには、管理者やユーザーがアクセスすることがあります。そのため、ユーザー認証やアクセス制御が重要です。パスワードの強度や定期的な変更、アカウントロックの有効化など、適切なセキュリティポリシーを設定することが必要です。
  4. システム監視
     インフラストラクチャモードでのシステム監視は、重要なポイントの1つです。各ノードの動作状況やネットワークトラフィック、ログの監視などを行うことで、異常を早期に検出し、対策を講じることができます。また、不正なアクセスや攻撃を検知するために、セキュリティイベントの警告機能を設定することも有効です。
  5. バックアップと復旧
     インフラストラクチャモードでのシステム障害や攻撃などに備えて、バックアップと復旧の手順を確立しておくことが重要です。バックアップの頻度や保存場所、復旧時の手順や作業者の役割分担などを明確にしておくことで、迅速かつ適切な対応を行うことができます。
  6. 外部からの攻撃に対する対策
     インフラストラクチャモードでは、外部からの攻撃に対しても、十分な対策を講じる必要があります。ファイアウォールやインターネット接続ポリシーの確立、セキュリティ脆弱性のスキャン、侵入検知システムの設置などを行うことで、外部からの攻撃に対して十分な防御が可能です。

 以上のように、インフラストラクチャモードでのセキュリティには、ネットワーク機器のセキュリティ、通信の暗号化、ユーザー認証とアクセス制御、システム監視、バックアップと復旧、外部からの攻撃に対する対策など、多岐にわたる対策が必要です。それぞれのポイントを十分に把握し、適切なセキュリティポリシーを策定することが重要です。