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AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ｜完全無料&徹底解説

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演習で学ぶネットワーク

　IaaS（Infrastructure as a Service）は、クラウドコンピューティングの一種で、ハードウェアやインフラストラクチャを仮想的に提供するサービスのことを指します。

　IaaSは、仮想マシン、ストレージ、ネットワーク、オペレーティングシステム、データベース、セキュリティ機能など、さまざまなインフラストラクチャ要素を提供することができます。これにより、ユーザーは、オンプレミスの環境に必要なコストや時間をかけることなく、スケーラブルで柔軟性の高いインフラストラクチャを利用することができます。

IaaSの主な特徴は以下のとおりです。

1. スケーラビリティ
   必要に応じて、リソースを簡単に追加することができます。これにより、需要の増加に対応することが容易になります。
2. リソースの共有
   　IaaSでは、複数の顧客が同じ物理的なリソースを共有することができます。これにより、ハードウェアやインフラストラクチャをより効率的に利用することができます。
3. オンデマンドの利用
   　必要なときに必要なリソースを利用することができます。これにより、ユーザーは、無駄なコストをかけることなく、必要なときに必要なリソースを利用することができます。
4. セキュリティ
   　IaaSプロバイダーは、セキュリティに関する責任を負います。これにより、ユーザーは、セキュリティに関する問題を心配することなく、ビジネスに集中することができます。

　IaaSの代表的なプロバイダーとしては、Amazon Web Services（AWS）、Microsoft Azure、Google Cloud Platform（GCP）などが挙げられます。これらのプロバイダーは、高いスケーラビリティや柔軟性、セキュリティ機能、優れたサポートなどを提供しています。

　IaaSプロバイダーは、顧客が必要なリソースを自由に選択できるように、複数のオプションを提供しています。例えば、仮想マシンのサイズ、ストレージのタイプ、ネットワークの接続、セキュリティの設定などがあります。

　また、IaaSプロバイダーは、ユーザーに対してAPIを提供しています。APIを使用することで、ユーザーは、アプリケーションやサービスから自動的にリソースを割り当てたり、自動スケーリングを行ったりすることができます。

　IaaSプロバイダーは、従量課金制を採用していることが多く、ユーザーは利用した分だけを支払うことができます。これにより、無駄なコストを抑えることができます。

　一方で、IaaSを利用するには、クラウド上にアプリケーションやデータを移行する必要があります。また、IaaSには、遅延や可用性の問題がある場合があります。これらの問題に対処するために、多くの企業が、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドのアプローチを採用しています。

　総じて言えることは、IaaSは、オンプレミスの環境に比べてスケーラブルで柔軟性が高く、セキュリティ面でも優れています。しかし、IaaSを利用するには、移行や管理のコストを考慮する必要があります。