UPnP

UPnP

 UPnP(Universal Plug and Play)は、ネットワーク内の様々な機器(ルーター、ハブ、ネットワークストレージ、プリンター、セキュリティカメラなど)が互いに通信して自動的に設定を行うための規格です。

 UPnPは、ネットワーク内の機器が自動的にIPアドレスを割り当てるDHCPや、ポート開放を行うNATトラバーサルなどの技術を組み合わせて、機器同士が通信するための設定を自動化することで、ネットワークのセットアップを簡素化することができます。

 UPnPは、HTTPとSOAPというプロトコルを用いて機器同士が通信するため、既存のネットワークインフラストラクチャを利用することができます。また、UPnPは複数のOSやプログラミング言語に対応しており、開発者が独自のアプリケーションを作成することも可能です。

 一方、UPnPにはセキュリティ上の問題が指摘されています。UPnPの仕組みを悪用することで、外部からネットワーク内の機器にアクセスされる可能性があります。そのため、UPnPを使用する場合は、セキュリティに十分注意する必要があります。