PLEN
PLEN
PLEN(Protocol Length)は、ARPパケットのヘッダに含まれるフィールドの1つで、プロトコルアドレス(Protocol Address)の長さを示します。プロトコルアドレスは、IPアドレスなどのネットワーク層で使用されるアドレスを指します。
ARPは、IPアドレスと物理アドレス(MACアドレス)の対応付けを行うためのプロトコルです。ARPパケットには、以下のようなフィールドが含まれます。
- HTYPE(ハードウェアタイプ):ネットワークで使用されるハードウェアの種類を指定するためのフィールド。
- PTYPE(プロトコルタイプ):IPなどのプロトコルの種類を指定するためのフィールド。
- HLEN(ハードウェアアドレス長):ハードウェアアドレスの長さを指定するためのフィールド。
- PLEN(プロトコルアドレス長):プロトコルアドレスの長さを指定するためのフィールド。
- OPER(オペコード):ARPの要求か応答かを指定するためのフィールド。
- SHA(送信元MACアドレス):ARPパケットを送信するノードのMACアドレス。
- SPA(送信元プロトコルアドレス):ARPパケットを送信するノードのプロトコルアドレス(IPアドレス)。
- THA(宛先MACアドレス):ARP要求に対するARP応答の場合、対応するMACアドレスを返します。
- TPA(宛先プロトコルアドレス):ARP要求に対するARP応答の場合、対応するプロトコルアドレス(IPアドレス)を返します。
PLENは、IPアドレスの場合、4が割り当てられます。つまり、ARPパケットのヘッダには、IPアドレスの長さが4バイトであることを示す値が設定されます。この情報は、ARP要求に応答するARP応答パケットの解析に使用されます。