key-valueペア

key-valueペア

 P2P通信とは、Peer-to-Peer通信の略称であり、中央集権的なサーバーを介さずに直接通信を行う方式のことを指します。P2P通信では、個々の端末が相互に直接通信を行うため、通信の中心となるサーバーが存在しないため、分散型ネットワークとして構成されます。

 P2P通信において、key-valueペアを用いることで、分散型のデータベースを構築することが可能となります。例えば、ファイル共有サービスなどでは、P2P通信によってファイルを共有することができます。この場合、ファイル名やファイルのハッシュ値をキーとし、ファイル自体を値として、key-valueペアに保存することができます。このようにして、複数の端末間でファイルの共有や検索が可能となります。

 また、key-valueペアを利用したP2P通信では、各端末がデータを保持しているため、一部の端末が故障しても他の端末が引き継いでデータを提供することができるため、高い信頼性や可用性を実現することができます。