Tunnelを設定するコマンド

Ciscoルータが対応している代表的なIPv6 tunnelの実装は下表のとおりです。

 Packet tracer でコマンドとして入力できるカプセル化は「GRE」「ipv6ip」「isatap」です。当サイトでは、「GRE」「ipv6ip」について Packet tracerで検証していきます。

tunnel mode greGREによるカプセル化を行います。
サイト間で point-to-point のトンネルを確立します。IPv6パケット以外のパケットも転送できるが、オーバーヘッドが大きいのが難点です。
tunnel mode ipv6ipIPv6パケットをIPv4で直接カプセル化を行います。
サイト間で point-to-point のトンネルを確立します。IPv6パケットのみ転送できます。GRE header がないため GRE よりもオーバーヘッドが少ない。
tunnel mode ipv6ip isatap下位64bitのアドレスに、IPv4アドレスを組み込みます。
tunnel mode ipv6ip 6to42002::/16 prefixを使用します。
17bitから48bitの間に、IPv4アドレスを組み込みます。
tunnel mode ipv6ip auto-tunnel非推奨

tunnelの基本設定

tunnelの基本設定は以下のように設定していきます。どのカプセル化を指定しても、似たような設定となります。

Router(config)#interface tunnel {num}
Router(config-if)#tunnel source {interface}
Router(config-if)#tunnel destination {dst_ipaddr}
Router(config-if)#ipv6 address {ipv6_addr}
Router(config-if)#tunnel mode {<gre> | <ipv6ip> | <ipv6ip isatap>}

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