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演習ファイルのダウンロード

 ネットワークの構成を Packet Tracer で一から設定していくのは大変かと思います。「ダウンロード」ボタンから演習で使用するファイルのダウンロードができます。ファイルは、McAfeeインターネットセキュリティでウイルスチェックをしておりますが、ダウンロードは自己責任でお願いいたします。

EIGRP(手動経路集約)その2

EIGRP(手動経路集約)その1」の続きです。ネットワーク構成は、下図のとおりです。

ルーティングテーブルの確認

R1ルータのルーティングテーブルを確認します。

R1ルータ、R2ルータ、R3ルータのルーティングテーブルを確認してみます。

●R1ルータのルーティングテーブル

R1#show ip route
Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP
       D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area
       N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2
       E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2, E - EGP
       i - IS-IS, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2, ia - IS-IS inter area
       * - candidate default, U - per-user static route, o - ODR
       P - periodic downloaded static route

Gateway of last resort is not set

     10.0.0.0/8 is variably subnetted, 3 subnets, 3 masks
D       10.0.0.0/8 is a summary, 00:00:22, Null0
C       10.0.0.0/30 is directly connected, Serial0/0/0
L       10.0.0.2/32 is directly connected, Serial0/0/0
     20.0.0.0/8 is variably subnetted, 3 subnets, 3 masks
D       20.0.0.0/8 is a summary, 00:00:22, Null0
C       20.0.0.0/30 is directly connected, Serial0/0/1
L       20.0.0.1/32 is directly connected, Serial0/0/1
D    30.0.0.0/8 [90/41024000] via 20.0.0.2, 00:00:14, Serial0/0/1
                [90/41024000] via 10.0.0.1, 00:00:13, Serial0/0/0
D    172.16.0.0/16 [90/40640000] via 20.0.0.2, 00:00:15, Serial0/0/1
                   [90/40640000] via 10.0.0.1, 00:00:13, Serial0/0/0
D    172.17.0.0/16 [90/40640000] via 20.0.0.2, 00:00:15, Serial0/0/1
                   [90/40640000] via 10.0.0.1, 00:00:13, Serial0/0/0

水色のマーカー、オレンジ色のマーカーに注目してください。

「172.16.0.0/16」ネットワークへの経路が2つあります。

「172.17.0.0/16」ネットワークへの経路が2つあります。

 これは、R2ルータ、R3ルータで集約された経路情報が、R1ルータにに報告されるためです。R1ルータにとって、「172.17.0.0/16」と「172.16.0.0/16」が同じ距離の場所に2 箇所あるように解釈してしまい、等コストのパスが 2 つ存在することになるのです。

等コストの経路が複数ある場合は、ルータは、ロードバランスを行います。

動作の検証

等コストの経路が複数ある場合は、ルータが、ロードバランスを行うのかを検証していきます。

・「Simulation」モードに切り替えます。

・「Edit Filters」で、「ICMP」のみにチェックを入れます。

・R1ルータのCLIで、コマンドプロンプトを表示して pingコマンドを実行します。

R1#ping 172.16.0.1

・「Play Contorols」の「▶|」をクリックして、ICMPパケットの動きを観察します。

「172.16.0.1」宛の ICMP のパケットが振り分けられていることが確認できます。

R2ルータに送られている様子です。

R3ルータに送られている様子です。

この続きは、「EIGRP(手動経路集約)その3」で解説を続けます。

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