ARPテーブルの確認 その2(show arp)
ここでは、実機を用いてARPの動作を検証した結果を紹介しています。
「ARPテーブルの確認 その1」の続きです。
今度は、ルータのarpテーブルを表示します。
ネットワークの構成は、下図のようになっています。

show arp コマンド
ルータ上のarpテーブルを確認します。
ルータ上のarpテーブルを確認するには「show arp」コマンドを使用します。
arpキャッシュのタイムアウトの時間は、デフォルト値は 14,400 秒(4 時間)になっています。
Router#show arp
Router#show arp
Protocol Address Age (min) Hardware Addr Type Interface
Internet 192.168.1.10 0 001e.8cc8.0235 ARPA FastEthernet0
Internet 192.168.1.1 - 000c.ce4b.b7a6 ARPA FastEthernet0
ちなみに、「show ip arp」コマンドでも同様の結果が得ることができます。
Router#show ip arp
Protocol Address Age (min) Hardware Addr Type Interface
Internet 192.168.1.10 0 001e.8cc8.0235 ARPA FastEthernet0
Internet 192.168.1.1 - 000c.ce4b.b7a6 ARPA FastEthernet0
clear arp-cache コマンド
ARPキャッシュから、タイムアウト値の古いエントリを全て削除する場合は、「clear arp-cache」コマンドを入力します。
Router#clear arp-cache
次の「ARPキャッシュがクリアされる理由」では、ARPテーブルが、定期的にリフレッシュされる理由について、もう少し詳しく説明していきます。