可変長サブネットマスク(VLSM)

 VLSMとは、簡単に説明するとサブネットのサブネット化です。サブネット分割したものをさらに分割します。VLSMでは、階層型にアドレスを割り当てることができるため、サブネットを集約して扱うことができます。

 サブネットを集約できるということは、ルータにとって、ルーティングテーブルのサイズを縮小することができるため、ルーティング検索にかかるCPUやメモリへの負荷を少なくすることができます。

 また、複数のサブネットマスク長の使用が可能なため、効率的にアドレススペースを活用することができます。例えば、「固定長サブネット分割の限界」の説明に用いたネットワーク構成では、ルータ間のIPアドレスが、28も無駄になってしまいます。

そこで、VLSMでIPアドレスの割り当てを行うと、例えば、以下のように割り当てを行うことができます。

 「192.168.1.0/24」を8つに分割した最後のサブネット「192.168.1.224/27」をさらに8つにサブネットに分割したサブネットをルータ間に割り当てています。

 将来、拡張用としてLANに4つのサブネット、将来、拡張用としてWAN接続(ルータ間)に5つサブネットを残しておくことができます。

 ここで、分割した例は、ほんの一例で、IPアドレスの範囲が重ならなければ、どのサブネットを分割してもかまいません。

また、それぞれ異なるプレフィックスも用いることもできます。

 28ホストのネットワーク ・・・ 「/27」
 14ホストのネットワーク ・・・ 「/27」
 ※ルータのインタフェースを加えると15個のIPアドレスが必要
 10ホストのネットワーク ・・・ 「/28」
 ルータ間        ・・・ 「/30」

次の「VLSMにおけるサブネットの分割方法」では、VLSMにおけるIPアドレスの分割方法について解説します。

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