AS間のルーティング(その1)

AS間でルーティングを行うためには、EGP を使用する必要があります。

 EGP は、異なる自律システムの間でルーティング情報を交換するための仕組みが備わっており、外部のルーティング情報を解釈し、自ASの内部で正しく解釈することができます。

それでは、EGP は、どこで動作するのでしょうか。

 EGP は、エクステリア ルータ上で動作します。エクステリア ルータとは、AS の境界に位置するルータで、ボーダー ゲートウェイ、または、境界ルータとも呼ばれます。

 IGP のインテリア ルータは、自AS内の経路情報を相互に交換してルーティングを AS 内のルーティングを実現していますが、EGP のエクステリア ルータは、外部のルーティング情報を解釈して、様々な経路情報を交換します。そして、EGP は、インターネット上のどの AS を通過するのかを決定し、最善のパスを探し出します。

 次の「AS間のルーティング(その2)」では、AS間のルーティングについて、図を使って、もう少し具体的に解説していきます。

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