BGP(基本設定 iBGP・eBGP確認)③

※Packet Tracer では、iBGPをサポートしていないため、BGPのごく一部の機能しか試すことができません。細かな機能の検証については、実機が必要です。ここでは、実機で検証した内容を紹介しています。

 検証に用いたルータは、Cisco2500シリーズのルータです。Cisco2500ルータは、中古で安く入手できるコストパフォーマンスに優れたルータです。

ここでは、「BGP基本設定①」で構築したBGPネットワークを利用して、iBGP、eBGPの確認を行います。

BGPでは、

  • AS内ルーティングを行う内部BGP(iBGP)
  • AS間のルーティングを行う外部BGP(eBGP)

の2つの形態でルーティングを行っています。

つまり

●AS内部
 iBGPで、同じAS内のBGPスピーカーとピア張る。
●外部AS間
 eBGPで、各ASのBGPスピーカーとピアを張るようになります。

それでは、BGPのピアを確認してみます。

ルータのピア接続の詳細を確認するには、「show ip bgp neighbors」コマンドを使用します。

Router_Bで、「show ip bgp neighbors」コマンドを実行してみます。

Router_B#show ip bgp neighbors
BGP neighbor is 172.16.0.1,  remote AS 100, external link
 Index 1, Offset 0, Mask 0x2
  BGP version 4, remote router ID 172.16.0.1
  BGP state = Established, table version = 2, up for 00:24:59
  Last read 00:00:59, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds
  Minimum time between advertisement runs is 30 seconds
  Received 28 messages, 0 notifications, 0 in queue
  Sent 27 messages, 0 n