中小規模のネットワークの構築例1

 L3スイッチは、LANを構築する上で、LAN同士を接続する場面で活躍する重要な機器の位置付けになってきました。

 従来、LAN間接続には、ルータが使われていました。しかし、ルータは、処理能力が高いため、負荷がかかると、パケットロスが頻繁に発生するという問題がありました。

そんな時に登場したのが、L3スイッチです。

 L3スイッチとは、L2スイッチにルーターの持つIPパケットの転送機能を追加し、ハードウエア化した機械です。IP処理、イーサネットに特化して価格が抑えられています。そのため、値段は、インターフェイスの種類が豊富なルーターと比べると遥かに安価です。

 また、高速処理に耐えれれるように,L3スイッチでは、専用のスイッチチップを採用しています。つまり、中継処理をハードウエア化することによって,ワイヤースピードで処理できます。

 安価で、高速なパケット中継処理ができることから、LAN間接続には、ルータではなく、L3スイッチが使われるケースが多くなってきました。L3スイッチでは、VLANインターフェイスを作成すれば、最大でスイッチに搭載されているポートの数だけ、セグメントを接続できるようになります。

ここでは、L3スイッチを使って、下の図のように中小規模のネットワークを構築してみます。

 もう少し、規模の大きなオフィスビルなどであれば、上の図の中小規模のネットワークを発展させて、各フロアLANごとにL3スイッチで集約して、それをさらに、ビル全体で、もっと高性能なL3スイッチで集約すれば、よいと思います。

各フロアのLANを束ねる1Fに設置したL3SWの構成は下図のとおりです。

 今回、インターネットへの接続ポイントであるルータには、自宅のブロードバン