AWS CLF 問題013-016:S3
AWS CLF 問題013-016:S3
問題013: S3は、以下のどのような目的に使用されるクラウドストレージサービスですか?
A) 仮想マシンのデプロイメント
B) オブジェクトの保存とデータバックアップ
C) データベースのクエリと分析
D) セキュリティ対策とファイアウォール管理
解答解説:
解答:B) オブジェクトの保存とデータバックアップ
解説:
Amazon S3(Simple Storage Service)は、オブジェクトの保存とデータバックアップのために使用されるクラウドストレージサービスです。S3は非常にスケーラブルで信頼性が高く、データの永続性と耐久性を提供します。また、S3はさまざまな用途で利用されており、ウェブホスティング、データアーカイブ、ビッグデータ分析などの目的にも使用されますが、最も一般的な利用目的はオブジェクトの保存とデータバックアップです。
したがって、正解はB) オブジェクトの保存とデータバックアップです。
問題014: S3は、以下のどのレベルの耐久性を提供しますか?
A) 99.9%
B) 99.99%
C) 99.999999999%(イレブンナイン)
D) 100%
解答解説:
解答:C) 99.999999999%(イレブンナイン)
解説:
S3は非常に高い耐久性を提供します。具体的には、S3は11個の9(イレブンナイン)の耐久性を提供します。これは、1億オブジェクトの保存において、データの喪失が1つのオブジェクトにつき10,000年に1回発生する程度の低い確率を意味します。S3は複数の物理的な場所にデータを分散させることで耐久性を確保し、データの永続性を保ちます。
したがって、正解はC) 99.999999999%(イレブンナイン)です。
問題015: S3のデータアクセス制御に使用される機能はどれですか?
A) IAMロール
B) VPCエンドポイント
C) クロスリージョンレプリケーション
D) クラウドフロント
解答解説:
解答:A) IAMロール
解説:
S3では、主にIAMロールが使用されてデータアクセス制御が行われます。IAM(Identity and Access Management)は、AWSのリソースへのアクセス権限を管理するためのサービスです。IAMロールは、ユーザーやサービスに対して一時的なセキュリティ認証情報を提供することで、S3バケットへのアクセスを制御します。
IAMロールは、以下のような利点を持っています。
- セキュリティの向上:IAMロールを使用することで、正確な権限を持つユーザーにのみアクセスを許可できます。必要最小限の権限を与えることで、セキュリティを強化できます。
- 管理の柔軟性:IAMロールは動的な権限付与が可能であり、必要な場所やタイミングでアクセス権限を付与できます。また、ロールのポリシーを変更するだけで複数のユーザーに対して一括で変更を適用できます。
- クロスアカウントへのアクセス:IAMロールは異なるAWSアカウント間でのアクセスも可能です。これにより、異なるアカウントでのリソース共有やアクセス管理が容易になります。
S3では、IAMロールを使用して、S3バケットへのアクセス権限をユーザーやサービスに付与することが推奨されています。IAMロールには適切なポリシーを設定することで、必要な操作やデータへのアクセスを制御することができます。
その他にも、S3ではさまざまなアクセス制御の機能が提供されています。たとえば、バケットポリシーやアクセス制御リスト(ACL)を使用して、特定のユーザーやグループに対してアクセス権限を設定することも可能です。しかし、これらの方法よりも、IAMロールを使用することが推奨されています。
したがって、正解はA) IAMロールです。
問題016: S3のデータ転送に関する正しい記述はどれですか?
A) データ転送は常に無料である。
B) データ転送はリージョン間でのみ課金される。
C) データのアップロードは無料であり、ダウンロードにのみ課金される。
D) データ転送に関する料金は、データの転送量と地域に基づいている。
解答解説:
解答:D) データ転送に関する料金は、データの転送量と地域に基づいている。
解説:
S3のデータ転送には料金がかかります。データ転送料金は、転送されるデータの量(アップロードおよびダウンロード)とデータが転送される地域に基づいて計算されます。具体的な料金はAWSの料金体系に基づいており、データ転送の種類(インターネット転送、リージョン間転送など)によって異なります。
したがって、正解はD) データ転送に関する料金は、データの転送量と地域に基づいている。