リモートデスクトップで遠隔操作(その1)

 IEEE802.1xの演習では、Windows Server 2003 でRADIUSサーバを構築する方法を紹介していきます。Windows Server 2003 を遠隔操作できると非常に便利です。

 また、ここ以外でも、ネットワーク実習を行う上で、各種サーバを構築する機会が多々発生してきます。DNS、DHCP、FTP、WWW、RADIUSなど各種サーバを構築するようになります。

 各種サーバを設定する度に、数台のパソコンの前を行ったり来たりして、キーボードやマウスで操作するのは、少々疲れてしまいますし、時間がかかってしまいます。

 PC切替え装置で切り替えて操作するという手もありますが、新たに切替え装置やケーブル一式を購入しなければなりませんし、なにより場所を取ります。

 手元のパソコンからリモートのサーバを設定できれば、とても便利です。目の前のパソコンから離れることなく、設定作業ができれば、実習がはかどります。

手元のパソコンから、リモートのパソコンを操作を操作するには、次のような手段があります。

●Windowsの場合 ・・・ リモートデスクトップ接続

●Linuxの場合 ・・・ VNC( Virtual Network Computing)

 LinuxにおけるVNCを使ったリモート接続については、こちらで「VNCでLinuxを遠隔操作(その1)」~「VNCでLinuxを遠隔操作(その2)」で紹介しています。

 ここでは、Windows 2003 server を遠隔操作を行うために「リモートデスクトップ接続」の設定を紹介していきます。

Windows 2003 serverは、個人で所有するには、値段がそれなりにするので、高値の花です。

そんなにお金をかけられないぞ!

って思われる方も多いかもしれません。

 Linuxでサーバをお金をかけないで構築するという手もありますが、手軽にという点では、「Windows Server 2003」の方が扱いやすいと思います。

ちなみに、お金をかけたくない場合、

Microsoftのサイトから、Windows Server 2003 R2 の評価版を入手することができます。

Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition 180 日限定評価版は、CD価格 :1,260 円
(ダウンロードは無償です)

評価版も正規版とほとんど同じです。ネットワークの学習に利用するのであれば、十分です。

●リモートデスクトップの設定

設定は、すごく簡単です。「マイコンピュータ」を右クリックして、プロパティーを表示させます。

システムのプロパティが表示されます。

「リモート」タブをクリックします。

 「リモート」タブの「リモートデスクトップの「このコンピュータにユーザーがリモートで接続することを許可する」にチェックを入れます。

設定は、たったこれだけです。

続きは、次の「リモートデスクトップで遠隔操作(その2)」で設定していきます。