QoS(その1)

 QoS(Quality of Service)とは、ネットワーク上で、特定の通信のために帯域を予約し、一定の通信速度を保証するための技術のことです。

 特に最近では、IP電話などの音声やリアルタイム配信のラジオ、動画配信サービスなどが普及しつつあります。今や、ネットワーク通信において品質を確保するのにQoSは、重要な技術となっています。

 QoSの設定は、柔軟に設定できるため、とても複雑です。SDMを使用すれば簡単に設定することができます。最良の設定とは、ならないかもしれませんが、一般的なケースでは十分対応できると思います。

※きめ細やかな設定は、CLIで設定することになります。その場合は、複雑なコマンドを駆使することになります。

ここでは、SDMを使用してQoSを設定していきます。

SDMでルータを設定できるようにする

●Router_A

PC_A上からRouterをSDMで操作できるように設定します。

この作業は、CLIで行う必要があります。

Routerのグローバル設定モードから下の設定を流し込みます。

interface f0
ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
no shutdown
exit
ip http server
ip http secure-server
ip http authentication local
username cisco privilege 15 password 0 cisco
line vty 0 4
privilege level 15
login local
transport input telnet
exit

※ユーザアカウントは、ルータへ接続時に変更するように求められます。ここでは、ユーザ名に「ccnaccnp」をパスワードに「ccnaccnp」を設定するものとして、説明していきます。

これで、PC_A上からSDMでRouterを管理できるようになります。

Router_Aの設定

Router_AのDHCPサーバ機能を設定していきます。

DHCPサーバ機能の設定

「設定」→「Quality of Service」をクリックします。

「QoSポリシーの作成」タブの「QoSウィザードの起動」ボタンををクリックします。

「QoS設定ウィザード」が起動します。

「次へ」ボタンをクリックします。

この続きは、次の「QoS(その2)」で設定していきます。

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