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基礎問題07:SSHの接続設定

前提知識

ここでは、ルータとSSHで接続します。

インターフェイスやSSHの設定に関する前提知識については、以下のリンク先で解説しています。

インターフェイスの設定SSHで接続する
SSHの接続設定

問題

 SSH(セキュアシェル)でPC1からR1ルータに接続します。下表のアドレッシングテーブルに従ってホスト名、IPv4アドレスなどの設定を行い、R1ルータとSSHで接続してください。

アドレッシングテーブル
デバイスインターフェイスIPv4アドレスデフォルトゲートウェイ
R1G0/0192.168.1.1/24N/A
PC1F0192.168.1.10/24192.168.1.1
アドレッシングテーブル

SSHの接続設定

ステップ1:PC1の設定
Q01:PC1に、IPv4アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを割り当ててください。
ステップ2:R1ルータの設定

R1ルータにQ02~Q07の設定を行います。

Q02:ホスト名、G0/0にIPv4アドレスを割り当ててください。
Q03:ドメイン名「sample.com」を定義してください。
Q04:ローカルユーザ認証に使用するユーザアカウントを作成します。ユーザ名「admin」、パスワード「sshpassword」を指定します。
Q05:VTY回線に「local login」コマンドでローカル認証とSSHよる接続を定義してください。
Q06:R1ルータのRSA暗号キーペアを生成してください。デフォルトのモジュラスビットの数値は、512です。ここでは、1024を指定します。

R1ルータの出力は以下のようになります。

The name for the keys will be: R1.sample.com
Choose the size of the key modulus in the range of 360 to 2048 for your
  General Purpose Keys. Choosing a key modulus greater than 512 may take
  a few minutes.

How many bits in the modulus [512]: 1024
% Generating 1024 bit RSA keys, keys will be non-exportable...[OK]
Q07:SSHバージョン2を指定してください。

動作検証

手順01:PC1からR1へSSHで接続

・PC1からR1へSSH接続を行います。コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。

C:\>ssh -l admin 192.168.1.1

手順02:R1でSSH情報の確認

・SSHが有効で、どのバージョンが使用されているかを確認します。「show ip ssh」コマンドを使用します。

R1#show ip ssh

●「show ip ssh」の出力

R1#show ip ssh
SSH Enabled - version 2.0
Authentication timeout: 120 secs; Authentication retries: 3

・「show ssh」コマンドを使用して、ルータへのSSH接続を確認します。

R1#show ssh

●「show ssh」の出力

R1#show ssh
Connection      Version Mode Encryption  Hmac State             Username
133             1.99    IN   aes128-cbc      hmac-sha1     Session Started         admin
133             1.99    OUT  aes128-cbc      hmac-sha1     Session Started   admin
%No SSHv1 server connections running.

 Telnetと同様な操作で、SSHのセッションをコントロールできます。例えば、「Ctrl」+「Shift」+「6」を押して、「x」を押して、セッションを切り替える操作などは同じです。

解答

設定の解答例は、この問題を解説しているYouTube動画の中で確認してください。