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演習ファイルのダウンロード

 ファイルは Packet tracer Version 8.2.1 で作成しています。古いバージョンの Packet Tracer では、ファイルを開くことができませんので、最新の Packet Tracer を準備してください。
 ネットワークの構成を Packet Tracer で一から設定していくのは大変かと思います。「ダウンロード」から演習で使用するファイルのダウンロードができます。ファイルは、ウイルスバスターでウイルスチェックをしておりますが、ダウンロードは自己責任でお願いいたします。

IP電話④(サブインターフェイス設定)

ここからは、ルータを設定していきます。

まずは、サブインターフェイスの設定を行います。

ネットワークの構成は下図のとおりです。

 各スイッチからは、PCの「Data」VLANとIP電話の「Voice」VLANの2つのトラフィックが、R2811ルータにDot1qトランクで送られてきます。

R2811ルータ側で、そのトラフィックを処理するため、下表の設定を行う必要があります。

場所デバイスサブインターフェースVLANIPアドレス
総務部PC1、PC2F0/0.10VAN10192.168.10.254/24
IP Phone1、IP Phone2F0/0.20VAN20192.168.20.254/24
情報システム部PC3、PC4F0/1.30VAN30192.168.30.254/24
IP Phone3、IP Phone4F0/1.40VAN40192.168.40.254/24
広報部PC5、PC6F1/0.50VAN50192.168.50.254/24
IP Phone5、IP Phone6F1/0.60VAN60192.168.60.254/24
営業部PC7、PC8F1/1.70VAN70192.168.70.254/24
IP Phone7、IP Phone8F1/1.80VAN80192.168.80.254/24
サブインターフェイスの設定
●R2811ルータのコンフィグ

Router>enable
Router#conf t
Router(config)#hostname R2811

総務部からのトラフィック処理

R2811(config)#int f0/0
R2811(config-if)#no shutdown
R2811(config-if)#int f0/0.10
R2811(config-subif)#encapsulation dot1Q 10
R2811(config-subif)#ip address 192.168.10.254 255.255.255.0
R2811(config-subif)#int f0/0.20
R2811(config-subif)#encapsulation dot1Q 20
R2811(config-subif)#ip address 192.168.20.254 255.255.255.0

情報システム部からのトラフィック処理

R2811(config-sub)#int f0/1
R2811(config-if)#no shutdown
R2811(config-if)#interface f0/1.30
R2811(config-subif)#encapsulation dot1Q 30
R2811(config-subif)#ip address 192.168.30.254 255.255.255.0
R2811(config-subif)#int f0/1.40
R2811(config-subif)#encapsulation dot1Q 40
R2811(config-subif)#ip address 192.168.40.254 255.255.255.0

広報部からのトラフィック処理

R2811(config-subif)#int f1/0
R2811(config-if)#no shutdown
R2811(config-if)#int f1/0.50
R2811(config-subif)#encapsulation dot1Q 50
R2811(config-subif)#ip address 192.168.50.254 255.255.255.0
R2811(config-subif)#int f1/0.60
R2811(config-subif)#encapsulation dot1Q 60
R2811(config-subif)#ip address 192.168.60.254 255.255.255.0

営業からのトラフィック処理

R2811(config-subif)#int f1/1
R2811(config-if)#no shutdown
R2811(config-if)#int f1/1.70
R2811(config-subif)#encapsulation dot1Q 70
R2811(config-subif)#ip address 192.168.70.254 255.255.255.0
R2811(config-subif)#int f1/1.80
R2811(config-subif)#encapsulation dot1Q 80
R2811(config-subif)#ip address 192.168.80.254 255.255.255.0
R2811(config-subif)#end
R2811#copy run start

これで、サブインターフェイスの設定は終わりです。

ルータ上のインターフェイスを確認すると、すべてのインターフェイスが緑色になっています。


引き続き「IP電話⑤(DHCPの設定)」でルータにDHCPの設定を行っていきます。

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