マルチエリアOSPF(OSPFルータの種類)

 OSPFネットワークでは、各エリアをエリア0(バックボーン)に接続することで、ネットワークを階層構造に構築します。OSPFの各エリアは、ABRによって接続され、非OSPFネットワークへは、ASBRによって接続されます。

OSPF各エリアは、必ずエリア0(バックボーンエリア)に接続しなければならなりません。

 バーチャルリンク(Virtual link)という仮想のリンクを介してバックボーンエリアに接続させることもできますが、基本的にOSPFの各エリアは、バックボーンエリアに接続させることになっています。

 OSPFルータは、インターフェイスがどのエリアに所属するか、非OSPFネットワークに接続するのかによって以下のように分類されます。

内部ルータ(Internal Router)

 ルータのすべてのインターフェイスが同一エリア内のルータしか接続していないルータのことです。他エリアには、接していません。また、エリア0(バックボーンエリア)に所属するルータは、バックボーンルータでもあります。