ポリシーベースルーティング(トラフィックタイプ2)
「ポリシーベースルーティング(トラフィックタイプ1)」の続きです。
トラフィックタイプによるポリシーベースルーティングの設定を行っていきます。

Router_Aに関して
- HTTPトラフィックならば上の経路
- それ以外のトラフィックならば下の経路
を通るように設定していきます。
ポリシーベースルーティングの設定手順
- 対象となるトラフィックをACLで指定する。
- ルートマップでポリシーを作成する。
- インターフェイスにポリシーを適用させる。
ポリシーを適用させるインターフェイス上で以下のコマンドを入力します。
Router(config-if)#ip policy route-map name
name: ルートマップの名前
送信元ベースのポリシーの設定
Router_Aにトラフィックタイプのポリシーを設定してゆきます。以下の設定を追加します。
Router_A(config)#access-list 100 permit tcp any any eq www
Router_A(config)#route-map policy1 permit 10
Router_A(config-route-map)#match ip address 100
Router_A(config-route-map)#set ip next-hop 172.16.0.2
Router_A(config-route-map)#route-map policy1 permit 20
Router_A(config-route-map)#set ip next-hop 172.17.0.2
Router_A(config-route-map)#exit
Router_A(config)#interface e0/0
Router_A(config-if)#ip policy route-map policy1
Router_A(config-if)#interface e0/1
Router_A(config-if)#ip policy route-map policy1
Router_Aへの追加の設定が完了したら、設定したポリシーの動作確認をしていきます。
続きは、次の「ポリシーベースルーティング(トラフィックタイプ3)」で説明していきます。
