AWS CLF 問題1585-1588:Docker

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅳ|完全無料&徹底解説

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AWS CLF 問題1585-1588:Docker

問題1585:Dockerfileは何のために使用されますか?

A) コンテナ内のデータのバックアップ
B) コンテナイメージの保存
C) コンテナの設計や構築手順を定義するため
D) コンテナのセキュリティ設定

解答解説:
解答:C) コンテナの設計や構築手順を定義するため

解説:
Dockerfileはコンテナの設計や構築手順を定義するために使用されます。具体的には、以下の役割を果たします。

・ベースイメージの指定: Dockerfile内で使用するベースイメージ(コンテナの出発点となるイメージ)を指定します。これはコンテナの基本となるOSやランタイム環境を定義します。
・必要なソフトウェアやライブラリのインストール: Dockerfile内で、コンテナ内に必要なソフトウェアやライブラリのインストール手順を記述できます。これにより、コンテナを特定の用途に合わせてカスタマイズできます。
・ファイルのコピー: Dockerfileを使用して、ホストマシンからコンテナ内にファイルやディレクトリをコピーする手順を定義できます。これはアプリケーションコードや設定ファイルをコンテナに組み込む際に役立ちます。
・環境変数の設定: Dockerfile内で環境変数を設定することができ、コンテナ内での動作や設定に影響を与えます。
・ポートの公開: コンテナが外部からアクセス可能なポートを指定することができます。

Dockerfileは、コンテナの設計や構築を文書化し、自動化するための重要なツールであり、再現性とスケーラビリティを向上させます。バックアップやイメージの保存、セキュリティ設定とは異なる役割を果たします。


問題1586:コンテナを実行する際に、イメージをレジストリからダウンロードする操作を何と呼びますか?

A) プッシュ
B) プル
C) ダウンロード
D) アップロード

解答解説:
解答:B) プル

解説:
コンテナを実行する際に、イメージをレジストリからダウンロードする操作は一般的に「プル(Pull)」と呼ばれます。この操作では、コンテナイメージをレジストリから取得して、ローカルの環境にコピーします。この操作によって、コンテナを実行するために必要なイメージが取得され、コンテナを起動する準備が整います。

選択肢 A) の「プッシュ」は、逆の操作であり、ローカルのイメージをレジストリにアップロードする操作を指します。選択肢 C) の「ダウンロード」は同じくコンテナイメージの取得を示しますが、一般的には「プル」が使用されます。選択肢 D) の「アップロード」は、データをサーバーやクラウドに送信する操作を指すことが多く、コンテナイメージの取得とは異なります。


問題1587:AWSのコンテナサービスで、コンテナイメージを格納するサービスは何ですか?

A) Amazon EKS
B) Amazon ECS
C) Amazon ECR
D) AWS Fargate

解答解説:
解答:C) Amazon ECR

解説:
Amazon ECRはAWSのコンテナイメージの格納と管理を担当するサービスです。Amazon ECRを使用することで、Dockerイメージを安全に保存し、プル(ダウンロード)してコンテナを実行することができます。Amazon ECRは、コンテナイメージのバージョン管理、アクセス制御、セキュリティ設定などの機能を提供し、AWS上でコンテナイメージを効果的に管理できます。

選択肢 A) のAmazon EKSはAmazon Elastic Kubernetes Serviceの略称で、Kubernetesクラスターの管理に関連するサービスです。選択肢 B) のAmazon ECSはAmazon Elastic Container Serviceの略称で、コンテナオーケストレーションのためのサービスですが、コンテナイメージの格納にはAmazon ECRを使用します。選択肢 D) のAWS Fargateはコンテナの実行環境を提供するサービスであり、コンテナイメージの格納にはAmazon ECRが関連していますが、直接コンテナイメージを格納するサービスではありません。


問題1588:Docker Hubは何のためのプラットフォームですか?

A) コンテナの作成と管理
B) コンテナイメージの格納と共有
C) オーケストレーションの自動化
D) クラウドストレージの提供

解答解説:
解答:B) コンテナイメージの格納と共有

解説:
Docker Hubはコンテナイメージの格納と共有を目的としたプラットフォームです。Docker Hubを使用することで、コンテナイメージを公開し、他の開発者やチームと共有できます。また、Docker Hubは多くの公式イメージやコミュニティによって作成されたイメージを提供しており、これらを利用することで様々なアプリケーションやサービスを簡単に構築できます。

選択肢 A) の「コンテナの作成と管理」はDocker自体の役割を表していますが、Docker Hubはイメージの格納と共有に特化したプラットフォームです。選択肢 C) の「オーケストレーションの自動化」はKubernetesなどのオーケストレーションツールに関連する用語です。選択肢 D) の「クラウドストレージの提供」は異なるサービスやプラットフォームに関連するもので、Docker Hubとは異なります。