AWS CLF 問題613-616:マルチAZ
AWS CLF 問題613-616:マルチAZ
問題613:AWSのマルチAZは、以下のうちどのサービスで利用できますか?
A) Amazon S3
B) Amazon Route 53
C) Amazon RDS
D) Amazon CloudFront
解答解説:
解答:c) Amazon RDS
解説:
AWSのマルチAZ(Multi-Availability Zone)機能は、Amazon RDS(Relational Database Service)で利用できます。マルチAZは、データベースの高可用性を確保するために使用される機能で、リージョン内の複数の可用性ゾーンにデータベースの冗長な複製を作成します。これにより、プライマリデータベースに障害が発生した場合でも、自動的にセカンダリデータベースに切り替えることができ、アプリケーションの可用性を向上させます。
選択肢 A) Amazon S3 は、AWSのオブジェクトストレージサービスであり、マルチAZ機能は提供されていません。
選択肢 B) Amazon Route 53 は、AWSのドメインネームシステム(DNS)ウェブサービスであり、マルチAZ機能は提供されていません。ただし、Route 53は地理的冗長性を提供するグローバル負荷分散(Global Load Balancing)をサポートしています。
選択肢 D) Amazon CloudFront は、AWSのコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)サービスであり、マルチAZ機能は提供されていません。ただし、CloudFrontは複数のエッジロケーションを利用してコンテンツを効率的に配信するため、耐障害性を持つ仕組みがあります。
問題614:AWSのマルチAZは、以下の目的で使用されますが、その主な目的は次のうちどれですか?
A) データのバックアップと復元
B) サーバーレスアーキテクチャの構築
C) インフラストラクチャの自動スケーリング
D) 高可用性と耐久性の確保
解答解説:
解答:D) 高可用性と耐久性の確保
解説:
AWSのマルチAZの主な目的は、高可用性と耐久性の確保です。マルチAZでは、データベースインスタンスを複数の可用ゾーンに配置することで、障害や予期せぬイベントに対して自動的にフェイルオーバーが行われます。これにより、システムの可用性を向上させ、データの安全性と持続性を確保することができます。
問題615:AWSのマルチAZ配置は、以下のうちどのような目的で使用されますか?
A) データベースのバックアップを自動的に複数のリージョンに行うために使用される。
B) リージョン内の複数の可用性ゾーンにデータベースの冗長な複製を作成するために使用される。
C) リージョン間でデータの同期を行うために使用される。
D) グローバルなトラフィックの負荷分散を行うために使用される。
解答解説:
解答:B) リージョン内の複数の可用性ゾーンにデータベースの冗長な複製を作成するために使用される。
解説:
AWSのマルチAZ配置は、同じAWSリージョン内に存在する複数の可用性ゾーンに対してデータベースの冗長な複製を作成するために使用されます。これにより、データベースの高可用性を確保し、プライマリデータベースに障害が発生した場合でも、自動的にセカンダリデータベースにフェイルオーバー(切り替え)してアプリケーションの継続的な可用性を保つことができます。
AWSのマルチAZは特定のリージョン内に限定されており、他のリージョンへのバックアップやデータの同期、グローバルなトラフィックの負荷分散には直接的には関与しません。
選択肢 A) データベースのバックアップを複数のリージョンに行うためには、AWSの別の機能である「AWSリージョン間レプリケーション」や「AWS Backup」などが使用されます。
選択肢 C) リージョン間でデータの同期を行うためには、AWSのデータベース移行やデータ同期に関連したサービスやツールが使用されますが、マルチAZ自体は特定のリージョン内での冗長性に焦点を当てています。
選択肢 D) グローバルなトラフィックの負荷分散を行うためには、AWSのロードバランサーやグローバルアクセラレータなどのサービスが使用されますが、マルチAZはリージョン内の冗長性を提供する機能です。
問題616:AWSのマルチAZでは、フェイルオーバーが発生した場合、どのような動作が行われますか?
A) 自動的にセカンダリへ切り替わる。
B) データベースが停止する。
C) 手動でフェイルオーバーを実行する必要がある。
D) セカンダリが起動する。
解答解説:
解答:A) 自動的にセカンダリへ切り替わる。
解説:
AWSのマルチAZでは、フェイルオーバーが発生した場合、自動的にセカンダリへ切り替わります。フェイルオーバーは自動的に検知され、データベースインスタンスがセカンダリに昇格します。これにより、システムの可用性を維持しながら、障害に対して迅速に対応することができます。