Telnet接続(その1)
ここでは、YAMAHAルータへのTelnet接続について解説します。
まずは、ネットワークを構築していきます。
ネットワーク構成は、下図の通りです。

●RAの設定
RAルータにIPアドレスの振り当てなどの基本設定を行います。
# console prompt RA
RA# ip lan1 address 192.168.1.1/24
RA# ip lan2 address 192.168.2.1/24
RA# rip use on
●RBの設定
RBルータにIPアドレスの振り当てなどの基本設定を行います。
# console prompt RB
RB# ip lan1 address 192.168.3.1/24
RB# ip lan2 address 192.168.2.2/24
RB# rip use on
PC1から、RAルータにTelnetします。
PC1のコマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを実行します。
C:¥telnet 192.168.1.1

ログインすることができました。
PC2からTelnetを行っても同様にログインすることができます。
次に、RAルータからRBルータにTelnetを行ってみます。
RB# telnet 192.168.2.2
エラー: コマンドが許可されていません
RB#
「コマンドが許可されていません」と表示され、Telnetコマンドを受け付けてくれません。
これは、デフォルトでYAHAMAルータは、Telnetクライアントとして、許可されていないからです。
セキュリティクラスを設定するコマンドの構文は、以下の通りです。
「1 on off」
# security class <level> <forget> [telnet]
デフォルトでは、「security class 1 on off」となっています。
RAルータとRBルータで、セキュリティクラスの設定を行います。
●RAの設定
RA# security class 1 on on
●RBの設定
RB# security class 1 on on
再度、RAルータからRBルータにTelnetを行ってみます。
RA# telnet 192.168.2.2
192.168.2.2(192.168.2.2)[IP Direct], Port:23 に接続します。
アボートキーは '^]',0x1d(29) です。
Password:
RTX1000 BootROM Ver. 1.04
RTX1000 Rev.8.01.29 (Fri Apr 15 11:50:44 2011)
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  Copyright (c) 1991-1997 Regents of the University of California.
  Copyright (c) 1995-1996 Jean-loup Gailly and Mark Adler.
  Copyright (c) 1998-2000 Tokyo Institute of Technology.
  Copyright (c) 2000 Japan Advanced Institute of Science and Technology, HOKURIKU.
  Copyright (c) 2002 RSA Security Inc. All rights reserved.
00:a0:de:27:20:bb, 00:a0:de:27:20:bc, 00:a0:de:27:20:bd,
Memory 16Mbytes, 3LAN, 1BRI
RB>
今度は、Telnetで接続することができました。
