DHCPリレーの設定(その2)

 ここでは、「DHCPリレーの設定(その1)」で設定したDHCPリレーエージェント機能を検証していきます。

ネットワーク構成図は、下図の通りです。

◆DHCP予約アドレスの確認

DHCPクライアントのTCP/IPプロパティで、IPアドレスを自動取得するように設定します。

MACアドレスが、「00:1E:8C:C8:02:35」のPC3のIPアドレスの設定を確認します。

コマンドプロンプトを起動して、「ipconfig /all」コマンドを実行します。

DHCP予約アドレスである「192.168.3.3/24」が割り当てられていることが確認できます。

リース状況をRAルータで「dhcp status dhcp」コマンドを実行して確認します。

RA# dhcp status dhcp

●「dhcp status dhcp」の出力

RA# show status dhcp
DHCPスコープ番号: 1
   ネットワークアドレス: 192.168.1.0
 予約済(未使用)アドレス: 192.168.1.3 = 01 00 1e 8c c8 02 40
 スコープの全アドレス数: 253
         除外アドレス数: 1
   割り当て中アドレス数: 0
     利用可能アドレス数: 252
     ( 予約済アドレス数: 1 )
DHCPスコープ番号: 2
   ネットワークアドレス: 192.168.3.0
               割り当て中アドレス: 192.168.3.3
          (タイプ) クライアントID: (01) 00 1e 8c c8 02 35
                     リース残時間: 2日 23時間 41分 58秒
 スコープの全アドレス数: 253
         除外アドレス数: 1
   割り当て中アドレス数: 1
     利用可能アドレス数: 251

◆DHCPスコープの割り当て確認

PC4のIPアドレスの設定を確認します。

コマンドプロンプトを起動して、「ipconfig /all」コマンドを実行します。

DHCPスコープ範囲である「192.168.3.4/24」が割り当てられていることが確認できます。