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GUIでルータの設定

ルータやスイッチの設定はGUIでも、基本的な設定であれば、ある程度、設定できるようになっています。

 コマンド操作に慣れてきますと、基本的な設定を行うことが、煩わしくなってきます。そんな時にGUIを使えば設定の負担も少なくなります。

ここでは、ルータのGUI設定について解説していきます。

表示名・ホストの設定

デバイスをクリックし「Config」タブを選択します。

「GLOBAL」→「Settings」でホスト名を設定することができます。

 「Display Name」、ワークスペース上で表示される表示名となります。「Hostname」のところにホスト名を入力すると、下段のウィンドウにCLIで以下のコマンドが自動入力されます。

Router(config)#hostname R1
R1(config)#

インターフェイス・IPアドレスの設定

ここでは、G0/0を例に解説します。

「INTERFACE」→「GigabitEthernet 0/0」をクリックします。

 Port Statusを「on」にすると、インターフェイスをUP させる「no shutdown」が実行されます。「IP Configuration」の枠内にIPアドレスとサブネットマスクを入力します。

下段のウィンドウにCLIで、以下のコマンドが自動入力されます。

R1(config-if)#ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
R1(config-if)#no shutdown

MACアドレスの設定

MACアドレスを変更することもできます。

 MACアドレスを変更することで、MACアドレススプーフィングを行うことができます。スイッチのMACアドレスフィルタリングの検証とかで活用できます。

スタティックルートの設定

「ROUTING」→「Static」をクリックします。

 ネットワークアドレス、サブネットマスク、ネクストホップのIPv4アドレスを設定し「Add」ボタンををクリックすると、スタティックルートが登録されます。

下段のウィンドウにCLIで、以下のコマンドが自動入力されます。

R1(config)#ip route 192.168.3.0 255.255.255.0 192.168.2.2

RIPの設定

「ROUTING」→「RIP」をクリックします。

 RIPでネットワークアドレスを入力し「Add」ボタンをクリックすることで、RIPプロセスに参加させるインターフェイスを指定します。

下段のウィンドウにCLIで、以下のコマンドが自動入力されます。

R1(config)#router rip
R1(config-router)#network 192.168.1.0