IPv6(サイトローカルユニキャストアドレス)

IPv6アドレスユニキャストの、有効範囲(スコープ)は、次のように分類されています。

  • グローバルユニキャストアドレス
  • サイトローカルユニキャストアドレス(廃止)
  • リンクローカルユニキャストアドレス

ここでは、サイトローカルユニキャストアドレスを説明します。

サイトローカルユニキャストアドレスは、同一サイト内でのみ有効となるユニキャストアドレスです。

 「1111 11110 11」というビットパターン、16進表記で表すと「fec0::/10」で始まります。IPv4のプライベートアドレスと同じような目的で、インターネットに接続されていないネットワーク上で、自由にIPv6アドレスを使用したい場合に使用します。使用されるのは、特定のサイト内における利用に限定されます。

アドレス構造に、サイト自体を識別する情報がないため、複数のサイトで、アドレスの重複が発生してしまう可能性があります。

 サイトローカルユニキャストアドレスは、2004年9月施行のRFC3879によって廃止が決まり、RFC4193で新しいローカルアドレスとしてユニークローカルユニキャストアドレスが定義されました。