IPv6(WindowsXP・Vista ゾーンID)

 IPv6では、IPv4とは違って、1台のホストに複数のネットワークインタフェースが仮想的に生成されます。そのそれぞれにリンクローカルユニキャストアドレスが自動的に割り当てられます。

 その為、リンクローカルユニキャストアドレスを特定するために「ゾーンID」と呼ばれる追加の識別子を使用して、どのリンクであるかを指定するようになっています。

ゾーンを識別するための構文は、次の通りです。

Address%zone_ID

Address:ローカル使用アドレス
zone_ID:ゾーンを表す整数値

下のネットワーク構成で、リンクローカルホスト間の接続を検証します。

Windows XPへのIPv6の導入については、「IPv6(Windows XPへIPv6を導入する)」で説明しています。

PC_Aで「ipconfig」コマンドを実行します。

C:¥>ipconfig

PC_Aのリンクローカルユニキャストアドレスは、「fe80::21e:8cff:fec8:235%4」と表示されています。

「%4」が、ゾーンIDです。

PC_Aで「netsh interface ipv6 show interface」コマンドを実行します。

C:¥>netsh interface ipv6 show interface

「ローカルエリア接続」のインデックスは、「4」になっています。

PC_Bで「ipconfig」コマンドを実行します。

C:¥>ipconfig

PC_Bのリンクローカルユニキャストアドレスは、「fe80::6c53:689f:8921:7fd1%7」と表示されています。

「%7」が、ゾーンIDです。

PC_Bで「netsh interface ipv6 show interface」コマンドを実行します。

C:¥>netsh interface ipv6 show interface

「ローカルエリア接続」のインデックスは、「7」になっています。

下図のネットワーク構成で、リンクローカルホスト間の接続を検証していきます。

IPv6(WindowsXP・Vista ゾーンID その1)」で次のことが確認できました。

●PC_A

リンクローカルユニキャストアドレス・・・「fe80::21e:8cff:fec8:235」
ゾーンID・・・「%4」

●PC_B

リンクローカルユニキャストアドレス・・・「fe80::6c53:689f:8921:7fd1」
ゾーンID・・・「%7」

ホスト間の通信の検証

●PC_Aから

PC_Aで「ping fe80::6c53:689f:8921:7fd1」コマンドを実行します。

C:¥>fe80::6c53:689f:8921:7fd1

Pingは、PC_Bに届きません。

 宛先アドレスに、リンクローカルユニキャストアドレスを指定する場合には、適切な「ゾーンID」を指定する必要があります。

PC_Aの「ゾーンID」は、「%4」です。

今度は、「ping fe80::6c53:689f:8921:7fd1%4」コマンドを実行します。

C:¥>fe80::6c53:689f:8921:7fd1%4

Pingが、PC_Bに届きます。

●PC_Bから

PC_Bで「ping fe80::21e:8cff:fec8:235%7」コマンドを実行します。

C:¥>fe80::21e:8cff:fec8:235%7

Pingは、PC_Aに届きます。

ちなみに、今回の構成では、Windows Vistaでは、「ゾーンID」を指定しなくてもPingは届きます。

PC_Bで「ping fe80::21e:8cff:fec8:235」コマンドを実行します。

C:¥>fe80::21e:8cff:fec8:235