自宅でネットワークを構築する(無線ルータの設定)

 ルータの設定って、ちょっと、初心者の方にとって少々敷居の高い作業です。一昔前だと、設定コマンドを入力したり、パソコンとルータに、同じネットワークアドレスのIPアドレスを設定して、ブラウザ経由で設定しなければなりませんでした。

 四苦八苦して、WAN(インターネット)の接続ができたとしても、さらに、無線の設定に関しては、SSIDや電波干渉を避けるためのチャンネルの設定や暗号化の設定、さらに、もっと難解なファイアフォールの設定と設定しなければならないことが山積みでした。

 ところが、最近の無線ルータの設定は、一昔前に比べると、びっくりするぐらい設定が簡単になっています。便利な設定ソフトウェアが付属していたり、ボタン一つで設定しなくても自動で判別してくれたりします。

WANの設定(インターネット接続)

 インターネットプロバイダの会員になるとプロバイダに接続するための設定情報が送られてきます。その情報を、無線ルータに設定します。

設定する項目は、

  • 接続ユーザ名
  • 接続パスワード
  • DNSサーバのIPアドレス、あるいは自動取得
  • 認証時の暗号化

などを設定していきます。

 設定するためには、パソコンと無線ルータに、同じネットワークアドレスを設定して、パソコン・無線ルータ間をクロスケーブルで接続して、ブラウザのURLのところに無線ルータのIPアドレスを指定して接続します。最近の無線ルータは、LANのポートがAuto-MDIXに対応している製品もあり、ストレートケーブルで接続することもできるようになっています。購入すると付属で付いてくる短いLANケーブルを使用すると良いでしょう。