ファイアウォール(Firewall)の種類

ファイアウォール(Firewall)とは

 ファイアウォールは、組織内のネットワークへ外部から侵入されるのを防ぐシステムで、信頼できるネットワークと、信頼できないネットワークの境界に置かれます。

 組織内のネットワークは、インターネットなどの外部ネットワークから第三者が侵入し、て、通信内容やサーバなどのコンピュータに保存されているファイルなどを盗み見られたり、改ざんや破壊などが行われないようにする必要があります。

 組織内のネットワークとインターネットなどの外部との境界を流れるデータを監視して、不正なアクセスを検出し、遮断する機能を実現するのがファイアウォールです。

 ファイアウォールは、ネットワークの境界に位置するルータがその役割を担ったり、専用のハードウェア、ソフトウェアをコンピュータに組み込んで使用します。

 ファイアウォールを導入することで、インターネットなどの外部の攻撃から組織内のネットワークを守り、セキュリティを大幅に高めることができます。

 ファイアウォールを日本語に訳すと防火壁です。防火壁とは、火災時の延焼を防止するために設ける耐火構造の壁のことで、煙の流入を防ぐなどを防ぐ安全弁の役割を担っています。

 ネットワークにおいても、外部からの攻撃を防ぐ安全弁のように機能することから、ファイアウォールという名称で呼ばれています。ネットワーク構成図におけるファイアウォールを表すシンボルは、下図のように燃え上がる赤い壁などで表現されます。

ファイアウォールには、以下のように動作するプロトコル階層によって分類さてています。

  • パケットフィルタ型ファイアウォール
  • サーキットレベルゲートウェイ型ファイアウォール
  • アプリケーションゲートウェイ型ファイアウォール
  • パーソナルファイアウォール